変異ウイルス国内初の死者は、一体どこだったのか。

 結局一か月近く書いてなかった。
 実は裏アカウントでツイッターをしていますが、こちらで公開はしていません。
 疑問に思った記事をいくつか貼ってみます。

新型コロナウイルス神奈川県で全国で初の死者。

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新型コロナ変異ウイルス初の死者、新聞報道

 2021年3月16日。

 

 続いて大阪府で新型コロナ変異ウイルス全国で初の死者。

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新型コロナ変異ウイルス初の死者大阪

 2021年3月17日。ただし、死者が確認されたのは2月上旬。
 国に報告はしていたものの報道発表はしていなかった。
 これを私が知ったのはヤフーコメント欄の投稿によるけれども、神奈川の報道発表を受けて大阪府は発表したとのこと。


 変異ウイルスの感染力は既に言われていたところで、死者が出ていたにも関わらず2月23日に国に緊急事態宣言の宣言解除要請をしている。

【特集】緊急事態宣言を『前倒し解除』した大阪の吉村知事 当時の経緯を振り返る(MBSニュース) - Yahoo!ニュース

 

 今日現在オリンピック開催に際し、変異ウイルスの感染力の強さをして、たいへん危ぶまれる状況にあるなどという発言を聞くにつけ、この一連の大阪府の動きは一体何だろうと思ってしまう。オリンピックの中止を検討すべき案件の死者が出ている、しかも前年12月の検疫所での変異株初確認(厚労省発表)の中に、この確認された死者の「80代女性」は入っていないことから、国内で感染したのは間違いない。


 その後のすさまじい感染者数の増加と医療ひっ迫は記憶に新しいところだけれども、2月下旬に緊急事態宣言が解除された後に、大阪府はコロナ病床を減らすように各病院とセンターに呼びかけている。結果病床がひっ迫したときに、改めて病床を増やし、看護師の募集を呼び掛けたのだが、時既に遅しの感は否めない。

1、国内に変異ウイルスの死者が出ているにも関わらず、それを報道せず、緊急事態宣言解除を要請したこと。

2、感染力の強い変異ウイルスの死者を確認しながら、病床を減らしたこと。

 私は今回の大阪府の病床ひっ迫は、人災のような気がしてならないのだが。
 これはおそらく、大阪府の次の経済事情が、これ以上の経済のひっ迫と、休業各位への補償金が出せないという「焦り」が、原因だと思えてならない。

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府債残高6兆3400億円

 色を変えているところ。
 29年度の吉村知事の記者会見では6.1兆円だから、増えている。
 橋下徹元知事が借金をなくしましたと記者会見で言っていたはずだけれど、実際は借金は帳簿に記載義務のない府債に全部置き換えられたと言われており、借金は減っていないらしい。(実際地方債というのは自治体の借金だろう。)
 2012年に総務省に地方債を発行する際に許可申請をしなければならない「起債許可団体」に転落しており、18年にここから外れている。しかしもしかしたら今回のことで、また転落するかもしれない。いや、もしかしたら大阪府の「焦り」の原因はそれではないかとさえいぶかる。
 つまり、消えたはずの借金が実は別物に置き換えられただけで、しかも増えていて、それを世間に気づかれるのを恐れたとか。
 もしそうだとして、変異株の死者を隠し、病床を減らし、緊急事態宣言の解除を早めたのだとしたら…。

 これを見逃していい話題なのか、検討しなくていい問題なのかとも思うし、「次」があるのではないかと背筋が寒くなる。